定点古典江戸モノ再会(2015年11月22日)

『御宿かわせみ』シリーズの取り崩し開始により、江戸モノへの熱が再燃。で、今更ながらですが、古典中の古典の大家の作品を。

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・・・池波正太郎大先生や山本周五郎大先生の時代小説作品には馴染みがあるものの、ワタクシ、この大先生の作品はこれまで2冊しか読んだことがありませんでした。勝手ながら、何だか地味な印象だったもので・・・でも、その地味さこそが深い深い味わいだったのですね。何というか、封建社会の世に生きる庶民の本当の哀しみ・愛しさ・寂しさ・いじらしさ・やるせなさというものがあふれまくっています。なるほど、人によっては、池波先生や山本先生よりも、藤沢先生の作品をことさらに好む方もいらっしゃるというのも頷けます。ここにしかない世界です。決してハッピー・エンドとはならずとも、しみじみ味わい深い・・・そんな掌編集でした。この先生も多作なので、ますます老後の心配は不要なワケですな。

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